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生産管理の仕事

前回の記事【タイと日本の生産管理の違い】に続いてタイの生産管理についてです。

今日の記事はアルカトラズや今の僕の工場、そして知り合いの工場の仕組みからですので、業界によってはまったく違います、特にオートメーション化された工場にはあてはまりません。

大体の商品の原価構成は大体下記のようになっていると思う、数値は例です。

原料費   50
人件費   20
光熱費    5
減価償却費  5
利益    20 内純利益10
※原料費には資材費も含まれます。


このようにコストを決めて生産するのですが、

人海戦術で商品を作ったり、少量多品種(手作業)の工場では毎日一定の実績がでるわけではありません

特に原料費と人件費の変動は大きいです(`д´)マジ?

原料の場合は、市場価格が変動するだけではなく、原料の不良や作業員によるロスなどによっても変動します。
人件費の場合は、新人とベテラン、昼シフトと夜シフト、ラインの組み立て、原料の納期、ワーカーの出勤などいろんな条件が影響して変動してきます。

この変動を少なくし、予算の額より少なくし品質を維持する、こんな仕事がタイの生産管理の仕事です

では具体的にどんなことをすれば変動が少なくなり、より安くものを作れるのか?


原料では

購買レベル
・客とサプライヤーと交渉し、原料を契約してより安く仕入れる。
・いくつもサプライヤーを探し、より良い原料を手に入れる。

生産レベル
・原料の特性を理解し、どのように処理するとロスが少ないのか考える。


人件費では
・商品の工程を考えて、より効率のよいラインを組み立てる。
・日々のタイムスケジュールを考え、効率よくラインが回るようにする、商品の滞留などがあってはならない。
・作業員の教育、工場内のルールを取り決め、作業員のレベルアップをはかる。
・適材適所の人材を配置し、効率よく生産できるようにし、問題があったときの対処がすばやく出来るようにする。


ぱっと思いついたものを書いて上記のような仕事がありますφ(`д´)

生産管理をしっかりすることによって、原料費、人件費を下げることができる、すなわち利益部分を上げることとなるのです。

先のスタンダードの原価構成比をもう一度

原料費   50
人件費   20
光熱費    5
減価償却費  5
利益    20 内純利益10
※原料費には資材費も含まれます。

これをAさんが管理したものと、Bさんが管理したもので実際下記のような違いがあります。

Aさんの管理した実績            Bさんが管理した実績

原料費   55                原料費   45
人件費   30                人件費   15
 
光熱費    5                光熱費    5
減価償却費 5                減価償却費 5
利益     5  内純利益 -5     利益     30   内純利益 20

原料費では±10%の変動、人件費に限っては±50%の変動です(;´Д`)

Aさんが管理すれば、この商品は実質赤字が続きますが、Bさんが管理すれば予算の2倍の純利益を生み出すことができます。

これは極端な例ではなく、実際にアルカトラズでは生産管理の責任者によってこれくらいの差がでていました。

ではAさんとBさんとではどんなところが違ったのでしょうか?

次回、生産管理の資質


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