9年目のタイでの挫折(3)最終話
担当のスタッフに聞くと、日給の人は昇級すると責任が重くなり、昇級したがらない。
ポジションがあがれば、給料があがる。
その代わり、責任や仕事の質が変わってくるというのは当たり前のことだ。
誰でも、何もかわらずに給料があがるのならば、手放しに喜ぶだろう<丶`∀´>
実際に、月給になったスタッフを見て、その下で働いている人があんな風になりたいと思わなかったということだ。
確かに、普通の日給ワーカーならば気楽だし、会議なんかに出席することもない、しかしスタッフとして人を管理する立場になればそれは別だ、部下の管理はもちろん、上からもいろいろと指示がきたり、時には怒られることもあるだろう。
なりたいものがいなくなった経緯にはもう一つあった、当初このシステムを導入した時には作業員に、この制度についての講習会を開いた。
給料、休み、ボーナス、福利厚生などの違いを説明して将来のために頑張って昇級テストをパスしてもらおうとしようとしたのだ。
しかし、実際に月給になったスタッフやその上司にあたる大卒のスタッフは、そんな良いところの説明を一切していないことが分かった、作業員の中には待遇は同じだと思っていたものもいたぐらいだ。
なので、あんなしんどいポジションにはなりたくないと思われていたのだ。
その件に関して、上司にあたるスタッフを呼んで会議を開いた。
結果、一部のスタッフからは、月給になりたい人なんていません!なんていう奴までいた。
では、日給から月給になったスタッフを全員、日給に戻してもいいのか? その代わり、仕事も日給のスタッフと同じ内容にするのか? ということになる。
しかし、実際に月給になったスタッフはそんなことは望んでいない、ただ彼女達は日給の作業員には、月給になったことでしんどくなったことばかりを、部下や友達に話していることも調査で分かった。
とても残念だった('A`)
僕は彼女達には、「実際に月給になって待遇が良くなった、責任も重大になり大変だけども、やりがいは感じる」くらいの話を部下や友達にしてほしかった。
しかし、それは僕のエゴでしかなかったのかもしれません。
今年は工場を増築しているため、スタッフの増員をしなくてはならない。 そこで、今までずっと頑張ってくれている日給スタッフにチャンスをあげたかったのだがなりたい人がいなければ話にならない。
ここでまた1からみんなに説明してもいいのだが、数年たてばまた同じ結果になると思った。
はたしてタイ人にはどんな感情がはたらいているのかは分からない
ひょっとしたら、タイ人には僕が考えるより学歴社会の考えが強く、低学歴の人に本当はチャンスなんかあげたくないのか? また実際に月給になったスタッフも、自分だけよければ他の人の将来なんてどうでもいいのか?
日給の人は本当にサバーイ、サバーイで将来なんてどうでもいい、今が楽しければなのか?
考えることはいっぱいあります、しかしなんかもう疲れたというのが本音です
学歴通りにポジションを与えたほうがらくです。
なんか長年教えてきたことが理解されていなかったこと
皆にチャンスを上げたかったのが、それはエゴたったのかと思わされたこと
僕は皆に言いました
「ではこの制度はやめましょう、そして日給に戻りたい人がいるならば戻しましょう、これから大卒を大量採用して新しい組織をつくります」
このことによって、人件費があがり普通のスタッフの昇給も他のグループ会社と同じになってしまうことも説明した。
こう決めたのだがその後も、本当に頑張りたい人もいるんじゃないか?と思ったら残念でしかたがないです
タイに来て9年、なんか初めて挫折感でいっぱいになりました_| ̄|○
しかし、考えをあらため本来の目標、事業を成功させることは絶対に挫折しないと改めて誓いました。
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