因縁?
らしいというのは、
この時期僕はビザの関係もあり、一時帰国していたのだ。
よってケンさんから、そのときの様子を聞いただけだ。
ヌットの解雇は考え方によっては、僕がこの会社に入社しなければなかったことかもしれない。
そうであった場合は、彼女はベンさんの庇護の下、地位と金を得ることができたはずだ。
僕から言わせれば、恨むなら何も教えなかったベンさん、ぜんぜん庇わなかったベンさんにしなさい!と思うが、普通は僕を恨むということはわかっている。
タイではこういった場合、結構大きな事件になることもある。社長はそのあたりも考慮して、ヌットの解雇の手続きが終わるまで日本に一時帰国してこいと僕に指示したのだった。
約10日間の一時帰国後、僕は会社に戻ってきた。
ヌットはそのときもういなかった(゚⊿゚)
聞くところによると、数日前に解雇され、今日、最後の書類の手続きに来たらしい。
その夕方僕は、移動のためバスに乗った。
通常ならば、会社の車に乗って買い物に行くのだが会社の車がすべて出払っていたのでバスを使用することにした。
それは本当に何かの因縁なのかと思った
僕はバス停まで行き、出発しようとしていたバスに飛び込んだ( ゚Д゚)
そして、前の方を向いたとき見覚えのある横顔があった
ヌットである
彼女もちょうど同じバスに乗り込んでいたのである。
彼女はチラッと僕の方を見た後、なんとも寂しそうな泣いているのか、笑っているのか分からない顔をして前に向きなおした
僕は後ろの方の席に座り、ヌットの後姿を見ながら思った
彼女が来たときから僕が彼女の上司だったらどうだったろう?
すぐに辞めていたか、辞めさせていたかだろう...
ひょっとすると、いい方向に育っていたかもしれないが、それは話を美化しすぎだろう。 彼女の中に悪い部分があって、それを大きくしたのがベンさんだったのか...しかし悪い資質はあったのだと思う。
そんなことや、何か話しかけたほうがいいのか、考えている間に目的地についてしまった。
結局、僕は声もかけずに、無言でバスを降りたのだった|彡サッ
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