最悪の商談
今回は、客のコンセプトにあった試作品になっている。
ヌットも今回ばかりは失敗できないと、プライドを捨てて僕に試作品について何度も聞きにきたのだから、ある程度の完成度にはなっていた。
副社長「うーん、やれば出来るじゃないですか? ではこちらの試作品の規格書と価格をください」
ヌット「…アライ ナ …」(えっ何??)(,,゚Д゚)
副社長「あれ、またですか?タオさん、どうなっているんですか?」( ゚Д゚)
実はこれは想定内である、ベンさんはいつものように何もしていないわけで、コスト出しはおろか規格書も作っている気配はなかったし、ヌットに指示している様子もなかった。もちろん、ヌットもそれらを自分で作成できる実力を持ち合わせていなかった。
予想通りなので、僕は即座に責任を明確にする
タオ「どうなっているんですか?ベンさん?コスト、規格書等は工場長と開発がやることになっていましたよね?」(゚Д゚)
そして、でた!
ベンさんの十八番!
無言…
副社長「どういうことですか?ベンさん?タオさんもああいっているようですが、ベンさんから提示してくれるんですか?」
実はこの副社長、ベンさんのことを良く思っていないのであった
前回も8ヵ月以上前の依頼を、ベンさんにのらりくらりかわされて、挙句最後にはあんたらが遅かったと日本の本社に発言をされたのだから当然である。
ここぞとばかりに、攻める副社長( ゚Д゚)
そして、ベンさんたまらず
ベンさん「やってません!」ピシャリ( ゚Д゚)ナニカ?
沈黙の会議室 シーン…
そしていつ提出するのかと問いに
ベンさん「来週中にもってきます」逆切れ気味に答える
副社長「来週じゃ間に合いません、今日中にください」( ゚Д゚)
相手も切れた!
ベンさん「それは無理です」( ゚Д゚)
最悪の商談になってしまった。
たまらずケンさん
ケン「いや、この度は本当に申し訳ございません、早急に作成しますが、明日中にできますよね?」( ´∀`)
僕の方を見るケンさん
仕方がない…
タオ「はいわかりました、明日の朝一番に規格書と提案価格を提出いたします、どうかお待ちください」( ゚д゚)
なんとか、了解してもらい急いで工場に戻る
そして、ヌットから資料を受け取り仕上げることに。
その時、ベンさんが何をしていたかは忘れてしまった、覚えているのは何も手伝うことが出来なかったということだけ…_| ̄|○
毎度あり(。´Д⊂)↓
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