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タイは10万円あれば夫婦で移住が出来る!?

先日、日本の番組 「世界の年収400マン」第4弾“世界の豪邸SP”が8/16放送 」を何気なく見ていました、最初はインドネシアの夫婦で年収400万円で大豪邸がって紹介していましたが、夫婦で400万円レベルでこんなに贅沢したら将来やばいんじゃない?って感じ、ちょっとこの番組大げさだなと思って見ていました。

そんな流れで(海外の移住生活は良いぞ~って流れ)コメンテーターの萩原博子氏

「タイのちょっと田舎なんかは、10万円あれば夫婦で暮らせる」って発言がありました。

やっぱりこの番組信用できないと確信しました(ノ∀`)アチャー

タイで10万円で暮らせるかどうか? というならば答えは暮らせます。 

しかしそれは極貧で日本人が想像できないくらいの苦労があり、決して夢の桃源郷での生活ではありません。

僕は17年前にタイにやってきた時に、バンコクから北に400KMの当時タイ2位の人口の県、ナコンラチャシマ県 通称コラートに約3年間住みました。

その当時でも10万円で暮らすのは大変でした、最初の数ヶ月は必要なものを購入するために10万円では赤字でした。
現地採用から駐在員になってようやく貯金ができるようになりました。
またバンコクから離れているので、日本の食品や物はほとんど手に入らない、日本食屋も少ない、日本語が通じる人はゼロ、英語も通じる人が少なく苦労しました。 

正直仕事でなければ住みたくなかったです(゚⊿゚)イヤダ

2018年10万円でちょっと田舎暮らしをすると、どんなレベルなのかを真剣に考えてみます。

10万円≒29900バーツ 2018年8月20日現在

場所はちょっと田舎なので、バンコクから西に140KMくらいいったところのカンチャナブリ県(すごい田舎ではないです)を仮定して考えて見ます。

気温
タイの北部は涼しいと思っている人も多いですけど、タイってどこも暑いです。 乾季のの1-2ヶ月だけ少し涼しいところがあるだけです、バンコクに限って言えば2-3週間くらいしか涼しくありません、しかも涼しいのは朝と夜だけです、昼は暑いです。
タイは常夏です、常に昼間は30度を越えると思っておいてください。

デパートなど施設
タイのちょっと田舎はどこもよく似たもんで、何にも日本人が興味のあるところはありません。
周りはセブンイレブン、ロータスやBIG-Cというハイパーマーケットがありそこに行くのが、唯一の楽しみです。
日本人が経営する日本食屋はなく、タイ人が経営する何ちゃって日本食屋はあるでしょう。
日本人は百人ちょいは住んでいますが、何かの会に出ない限り、知り合う事はないでしょう。

住宅
外国人が住むためのコンドはないです、住まいはローカルのタイ人が住んでいるアパート。
35平米 1部屋 キッチンなし(ベランダでコンロ買ってきて調理できる)、湯船なし、水シャワー
これくらいのレベルで電気代、水代込みで6000バーツくらいあれば探せると思います。

ごく普通のレベルのタイ人たちですので、運悪くマナーが悪い人たちが住んでいたら、アパートの扉は開けている、通路に靴は脱ぎ散らかしている、カラオケを歌いだす、深夜に騒ぎ出す、こんな事は日常です。

食生活 

外の屋台などでタイ飯を食べれば1人1食40Bahtくらいですね、1プレートのぶっかけご飯です。
これを3食 30日やったとして、2人で7200バーツ
ただ毎日 タイ料理 1プレート これは何かの罰ゲームでしょう...間違いなく体を壊すと思います。

飲み水やジュース、果物について1日 2人で100バーツをみておいて、3000バーツ

嗜好品やアルコールについては必須でないので、ここでは書かないでおきましょう。

衣服、日用品
服はロータスなどで、1着200バーツ以下のタイ人向けの安っぽい素材とデザインのものがあります。
これだと夫婦で1000バーツくらいあれば頑張れるんじゃないでしょうか?

日用品として、ティッシュや洗剤、シャンプーなど こちらは2000バーツくらいあればいけるんじゃないかと思います。


交通費

家からスーパーや市場など最低限行かなければいけないところへの交通費、もちろんローカルのバスを使います。
これで月に500バーツくらいでしょう。

タイ人はバイクや車を持っている人が普通です、車を購入するのは難しくてもバイクは購入した方が便利ですね、40000バーツくらいであります。 ただ危険ですね、僕の会社は日本人はバイク禁止です。 
ちなみに車は安いもので50万バーツくらいはします。 維持費は別です。

通信費
最低でも電話とネット環境は欲しいですね。

2人分合わせて、1500バーツくらいで一番安いプランでいけます。

日本のテレビは月に1000バーツくらいで見れるサービスがありますが、ちょっと田舎だとサービス範囲外がほとんどです。

ここまでが通常の生活で最低限必要なものになってきます。

これだけで21200バーツ 残り残高8700バーツです。

この娯楽のない生活は平均のタイ人より貧しい生活になっていると思います。

この他に必要な経費として、毎年のVISA代、医療費がかかってきます。
医療保険はとても大切です、僕は海外保険で年間に30万円くらい払っています、タイで外国人が満足する治療を受けるととても高いです、手術なんてすると数百万円かかることもありますよ。

上記の極貧生活をしながら、

知らない外国の土地で、子供もいない、友達もいない....
言葉は通じない、外国人だと分かるとぼったくられる....
やって欲しいことなどが上手く伝わらず、適当に対応されて毎日が戦い....
しかし調子にのって文句いうと、殺される外国人も少なくはないです....
日常で日本食は食べれない、タイ料理でも高い料理は節約のため食べれない。
日本のテレビも本も新聞もない、情報はネットだけ。
ビールやお菓子などの嗜好品も我慢しなければいけない....
日本の食材、物はバンコクに行かないと買えない、価格は日本の2-3倍です。


好きでもない国でこんな生活をするくらいならば、日本のちょっと田舎で暮らしている方が絶対に幸せですよ。

こんな酷い生活なのに、外国はほんと住み良い!って勧めるようなコメンテーターがほんとに嫌いです( ゚Д゚)ゴラァ

もちろん、理由があってタイで生活されている人を非難するわけでは全くありません。


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Posted byタオ