微笑みの国といわれるタイ王国での就職日記を掲載! タイは本当に微笑みの国なのか? 海外就職とはどういうものなのか? 在タイ13年目の私、タオの実体験を初めてタイにきてから現在までを通して書いていきます。
2015.03.12
日本は今年から3月1日から就職活動が解禁されて、8月から面接などが行われるみたいですね。

就職活動はもう15年以上前の事になりますが懐かしいです、あんなに大手に入るのが難しいとは思っていませんでした、学歴って大切だと思い知らされました....

さて今日はタイの最近の就職戦線を書いてみたいと思います、今までは求職者にアドバイスをする内容でしたが、僕もタイで日本人の採用をするようになって10年、応募は年間100名ほどあり、何十人と面接をしてきました。

今回は採用者へ書くような文面で書きたいと思います、求職者にとってはあまり気分が良くないかもしれませんが裏を返して役に立ててもらったら幸いです。 
※厳しい事を書くので、読みたくない人はここまでにしてね~

僕の会社は人材紹介会社からの紹介と直接応募があります。 人材紹介会社はタイで有名なところを適当に3社登録しています、直接募集はネットの有料求人掲示板に出しています。 

人材紹介会社からは一応希望に近い方だけの紹介ですが、直接応募は誰からでも応募ができます。
人材紹介会社からの紹介で採用したら、手数料で月給の2-3ヵ月分を支払います、採用して3ヵ月以内に不採用にしたり、退職した場合は次の人を無料で紹介するなどの補償がありますが、それ以降はないので一般応募の方が気軽に採用できます。 

人材紹介会社のスクリーニングはかなり適当なので、最近は直接募集した方が良いという結論に達しました。

直接応募は書類選考がとても重要です、全員に会っていると時間がないので、書類選考をしっかりします。
大体面接するのは応募全体の1割くらいです、残念ながらそれくらいまともな方の応募は少ないです...

僕が落とすポイント

・応募書類が揃っていない方

一番多いのは、応募書類に写真付の履歴書と書いているのに、写真を添付してこない人がいます。
添付してきても、携帯で自分撮りしたものだったりはアウトですね...

・メールに応募書類も添付しないで、いきなり質問から入ってくる方

こういう方は自分の事は棚にあげて、福利厚生や待遇など自分の権利を主張する人が多いです。
丁寧に答えていていざ履歴書を送ってもらったら、年齢や学歴が応募資格を満たしていないというパターンです。

・応募資格を満たしていないのに、一言もそれらに触れずに応募してくる方

ちゃんと応募条件読んでる?って思います。
「一部条件を満たしておりませんが、何卒面接の機会を与えてください」的な文章を入れるのが常識。 こういう人も自分勝手な方が多いでしょう。

・タイで働いていて、1年未満で退職していたり、2-3年のスパンで転職をしている人

こういう方は入社後絶対に会社ともめるでしょう、会社に問題があったとしても本人にも問題があると考えるのが正解です。

僕はアルカトラズという超ブラックなところに入社しましたが、すぐには辞めずに工場長になるまで修行だと思いなんとか我慢しました、そして今があるんです。

【過酷なアルカトラズ時代の記事 タイの初出勤】

・日本で社会人の経験がない方

日本の社会人マナーや仕事の基礎は日本人相手に仕事をするには必要不可欠です。 タイでこれを教えることはかなり難しいでしょう。 日本は周り全員で教えますが、タイだと日本人の数が少ないのでギクシャクしてしまいます。

社会人経験といっても非営利団体ではなく、企業での経験が必要です。 
日本でも同じですが公務員、病院、公共施設から民間企業への転職は厳しいです。


これだけのことで9割の応募者が書類選考で落ちてしますのです。 

厳しすぎる?

日本だと当たり前でしょ? 採用して大変なのはあなたですよ!

今日は書類選考について書きました、次回は面接編です。


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2015.03.19
タイで日本人を採用するために 第二弾です!

前回は【書類選考】編でした。 今回は面接編です。

前回の書類選考でしっかりと選考したら、面接が少し楽になります。 でもまだまだここからが本番です、ここはタイ、アメージングな日本人もたくさんいますからね。 

当日のバタキャンというタイ人のような事をしてくる人も、今までに3名ほどいました....


さて面接で注意することです

・面接の時間通りに来るか。

当たり前の事ですが、連絡なしで約束の時間に1分でも遅れたらもう不採用にした方がいいでしょう。
僕はあえてバンコクの本社で面接せずに、遠い工場に来てもらう事が多いです。 事前に下見をすれば時間通りにちゃんとこれます、あえて助けずに時間通りに来れるかというテストをして試させてもらいます。
また本気で応募していない人は、場所が遠いと来ないので本気度が分かります。

僕はアルカトラズのあるコラートまで5時間くらいかけてバスに乗って面接にいきました...

【コラートへ1人で面接に行った時の記事】


・服装は日本とおなじ上下スーツであること

書類選考をしっかりしていれば、サンダルに短パンという極端な服装の方はいませんが、上がワイシャツという方はたまにいます。 自分が面接を受ける立場だったら、どんな面接官か分からないので絶対に上下スーツで挑みます。

服装で仕事ができるか分かるのか? 

こういう判断ができないと、仕事もできないでしょう!
面接の日、1日だけスーツ着て、その後入社できたら社風に合わせて変えていけばいいだけの話です。

今まで採用した方で、現在もうちのグループで活躍していただいている方は例外なく上下スーツでした、逆にワイシャツの方は社会人としてのマナーがやはり足りず試用期間で不採用にされていきましたね。

・タイで長く働いてもらえる人を探す

会社としては採用した人が数年で辞めてもらうのは損害でしかありません、しかし一度外国で働いてみたかった、駄目だったら日本に帰国しようと考える人も多く、実際に多くの人が3ー5年で帰国しています。

理由はともあれ、何かこいつはタイで頑張るだろうってものを引き出したいところです。

奥さんがタイ人であるとか、親がタイに住んでいるというような事はマイナスではなくプラスでしょう。
彼女は微妙です、以前彼女がいるから~って言ってた子は別れたら日本に帰りました....


・タイに来た動機

タイで活躍したい!って方を採用したいですね。

しかしただタイの夜遊びが大好き、ダラダラ過ごしたいって人が多いのが現実です。

見極めの方法としては職歴に無職の期間が長い人や、タイで1年くらいタイ語学校に通っていた人などは夜遊び大好き、ダラダラ人間が多いです。

タイ語学校で1年勉強しても、仕事で半年タイ語を使った人には勝てません、使用する単語が違うのです。
語学学校なんかは就職してからでもいけるのです。

タイ語学校に通っていたというのは働いていない期間を埋める言い訳です、駐在員はみんな働きながら勉強していますよ。



僕の会社で活躍している日本人は、日本から応募して在職中にタイまで面接に来られて、前職を退職されたらそのまま入社というパターンが多いです。 

こういう人はタイ化しておらず、日本人としての感覚ですぐに働けます。
※タイ化=タイ人の悪い習慣が癖になった人のことをいう

以上 面接編でした、良い人であれば採用して試用期間でしっかり見極めましょう。

次回は試用期間編です。



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2015.03.26
【前回は面接編】でした。

採用が決まったら、いよいよ入社です。

タイでは試用期間があります、この試用期間中ならば不採用にしても問題はまったくありません。
試用期間中であっても解雇の30日前に通達しないといけませんが、通達して解雇になるか、今ここで自主退職にするか選んでもらったら間違いなく自主退社するでしょう。

この3ヵ月でその人の仕事の能力や人間性をできるだけ試しましょう。
普段よりもちょっと厳しくするくらいが良いかと思います。

邪魔臭いのでタイ人に任せたり、雑用や工場研修ばかりやってもらっていたら、3ヵ月なんてあっという間に終わり実際に仕事させたら全然できなかったって事になります。

ちょうど4-6ヵ月くらいに人ってボロが出てくるものです。 だから人材紹介会社は3ヵ月補償なんですよね、良く出来たシステムだと思います。

3ヶ月経っても、まだ不安な場合は試用期間の延長をすることも可能です、もちろん本人の同意が必要ですが同意しなかったら不採用になるだけですので、本人がやる気があれば延長してくるでしょう。

そして見事試用期間をパスしたら、本採用です。

ちなみにうちのグループだと試用期間で採用になる確率は50%くらいです。
日系に比べてタイ企業は結果が出せないと容赦はありません。
仕事ができない外国人にタイ人の5倍以上の給料を払う理由はありませんからね。



タイで良い日本人を採用するのは大変な事です、本採用になった人材は会社の宝物です。
ここからは彼らも対等の立場になることを忘れないで、結果に見合った待遇にして転職しないでずっと会社にいてもらうようにしましょう。

僕の会社とグループで日本人は何十人といますが、入社後自主退社したのは2名だけです。
それだけ待遇は良いと思います。

じゃあどんな2名が自主退社したのでしょうか?

1人がご存知のミン君そしてこないだタイを活きるで紹介したK君です。
※知らない人は名前をクリックして過去記事読んでください!

そうです、この2人は書類選考、面接がないコネで入社した人たちなんですよね。

能力が足りいので仕事ができないから大変というのもあったでしょうが、苦労なしで簡単に手に入れた合格だと手放すのも早いということでしょう...
人間苦労して入社した会社ならば、何とか認めてもらうまでは頑張るものです。


僕のグループ会社に入社できればその部門のトップや社長になります。
僕の会社で働いている日本人も将来的には分社して子会社の社長には最低なってもらおうと思っています。

ちゃんとやって結果を出せれば、報酬も日本で働いていた頃の待遇より良いです。

どれくらいですかって? 

日本人の最低給料は月給で5万バーツですが、業界未経験者の若い方でも6万バーツは必要だと思います。

しっかりと教育をして経験と知識をつけさせ、結果を出させてあげて3-5年で10万バーツくらいに達するようにしてあげたら、年収でボーナスも合わせて150万バーツくらになり、日本円で500万円くらいになります。
そうすればタイでずっと働いていける人生設計が立てられると思います。

将来的に、部門の責任者や会社の社長になるならば、15万、20万~50万バーツ/月と成果に見合った報酬を出せばやりがいと会社への忠誠も高くなるでしょう。


上記は未経験者の方の場合ですが、経験者で経営ができたり工場を運営できたら、最初から日本円で1000万円/年くらいは出しています。


僕も入社して数年で今の会社を辞めるなんて考えられないようになりました、もっともっと上になりたいと思っています。

結果を出した人材を大切にする会社は人材の流出が少なくなります。

これでタイで日本人を採用するシリーズおしまいです。

求職者や採用担当者の方に少しでもヒントになれば幸いです。


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