Archive2006年05月 1/1
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2006年05月04日 6
なんとか土曜日に休みをとってバンコクへ行くことにした。朝の6時出発である。前日まで休みが取れるかわからなかったので、人材紹介会社とのアポはない。朝の9時、車中で人材紹介会社に電話でアポを取った。2年前に登録した人材紹介会社の3社は、今回は登録せず新しい人材紹介会社に登録することにした。タイの日本人社会はとても狭いのである、会社の方と知り合いである可能性が少ない、出来て間もない人材紹介会社を選んだ。...
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2006年05月06日 5
水面下での転職活動を開始したタオだったが、水面上コラートに帰ったら、現実が待っていた。無茶な生産計画、ワーカー不足、そして日本兵の意地悪( ゚Д゚) 工場は相変わらず、生産オーバーを続けていたのでいろんな部署が狂ってきた。施設、倉庫などハード面の管理もおかしくなり、修理、修理でぎりぎりのところで生産が続いていた。緊急会議日本兵「昔も一度、これくらいの生産を受けたときは、こんなことはなかったですよ。」社長...
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2006年05月08日 3
その頃、ミン君は…生産を頑張って見ていた。頑張ってはいたのだろうが、コストや生産予算があっていない。不可能なことが出来ないのはそれでいい。 その理由や対策が明確であれば、生産管理が出来ていたこととなる。やることを忘れいていたり、生産の遅れなどに気づかなかったりしばしばしていた。日本兵や社長はミン君を、2年前の僕と比べて物をいう。ミン君も1年たったんだから使えるだろう 社長( ゚Д゚) 人の使い方が悪いんじ...
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2006年05月10日 5
工場全体の生産が遅れている('A`) そして問題発生( ゚Д゚) PM11時の出荷のコンテナがまだ出荷されていない。 倉庫に保管されていた、商品の数が合わない。 どこに行ったのか、分らないとの連絡。急いで、工場まで行き確認( ゚Д゚) 倉庫の管理がめちゃくちゃである。 商品の完成がスケジュールと違うので、応用が利かないタイ人スタッフでは管理できていなかったようだ、この事態が起こるまでに連絡や相談はなかった。タイ人倉庫管...
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2006年05月12日 4
次の朝、社長がバンコクからコラート入り僕と日本兵が呼ばれる社長「日本兵君、昨日ローディングが遅れたの知ってる?寝ずに作業したらしいよ」( ゚Д゚) 日本兵「えっ、知りませんよ?そうなんですかタオさん?」そうである、僕と日本兵はよっぽどのことがない限り、会話はしない。昨日の問題も、僕の権限の中でできうることはすべてやった。 日本兵に相談しても、文句は言われるが解決策は与えてくれないのは100も承知だからだ...
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2006年05月15日 1
この混乱した状況下であって、いくつもの新商品も生産をして出荷していった。「忙しいので、こんなもの出来ました」( ゚Д゚) って言い訳はできないので、特に新商品の生産には気を使っていた。数品の新商品を日本へ出荷して、1ヵ月程たった頃。日本から、出荷先のお客さんが来られた。生産状況の確認と今後の生産計画の打ち合わせである。打ち合わせ終了後、コラートの夜へ食事に出かけた。日本食屋へ着くと、乾杯であるお客さま「ほん...
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2006年05月17日 2
狂った生産計画によってやられていたのは僕だけではない。その下で働いているスタッフ達も疲れとストレスがピークに達していた。キャパを超えた生産をすることによって、施設は悲鳴を上げていた、これ以上連続で生産すると確実に品質が落ちる…。品質管理スタッフ「タオさん、Rラインに異常発生です!生産をストップさせてください。」Rライン…そこははじめから設計が少しおかしいところで、2年前から僕も社長や日本兵に修理を依頼...
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2006年05月19日 3
異常な生産計画は続いていたが、この異常さに慣れてきた('A`) 僕の日課は、どの生産を後回しにするか、後回しをすればもちろんお客さまに確認を取らなければならない、このような業務を続けていた。これは、負の対応であってこんなことをしていては、いつまでたっても生産の遅れは取り返せないことは分っていた。しかし、社長と交渉しても受け入れられない、受け入れさせられない僕の実力ではここまでであった。本来ならば、注文を...
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2006年05月22日 1
ミン君はその後、社長に退職届をだした。社長とミン君の話し合いによって、退職は今から5ヵ月後の年末らしい。('A`) なんでそんなに先のことなの…ミン君に聞いてみるミン君「なんか良く分りませんが、うまいこと流されてしまいました」タオ「それで何するの?」ミン君「品質保証として、工場を見回ったり、日本兵のアシスタントのようなことをするらしいです。」おかしなことである、特に置いておく理由もないが、本社から来た人...
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2006年05月24日 1
組織変更が行われた。大きく変わったのが、僕は生産の大体60%程度を管理する。残りの40%を日本兵が、イワンさんを使って管理する。これで、生産を見る人間が厚くなったと思われる付け焼き刃の組織変更だ。しかし、これは臨時的なもので、ポジションの変更はなかった。提案者はもちろん、社長!('A`) そして、予算の管理は日本兵が社長に報告することになった。もともと日本兵は事務仕事が好きなのである。そして、何人かのタ...
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2006年05月26日 6
イワンさんがあまり使えない日本兵にとって、ミン君は戦力である。この収容所では僕を除けば、ミン君は最古参である。1年以上も収容されているのである、工場内の知識は一人前である。日本兵が生産管理から外れているミン君に、生産の指示をだすのは時間の問題であった…。日本兵「ミン!○○の生産が遅れてきてるので、見てきて」( ゚Д゚) 生産を見に行くミン君。それから日本兵に呼ばれるミン君。日本兵「でっどうだったの?!」ミン...
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2006年05月29日 5
この時期に1人のタイ人スタッフが辞めた。理由は、組織の変更、強行スケジュールによってのタイ人の使い方などなどであった。退職を決めるまでに、何度か相談されたが、自分自信が時間に余裕がなかったことと、自身も退職しようと考えている会社に残れというのもおかしかった、それでそれとなく、流していたが遂に退職届を持ってきた。この退職届けに僕がサインをすると思っていなかったのか、サインをすると泣き出してしまった。...
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2006年05月31日 3
組織が変って、僕の担当の生産が減ったこともあり、僕の担当生産は通常に戻り始めていた。予算もほぼクリアして、余裕が出てきたのでその他の部署、出荷などの強化に取り組んでいた。一方、日本兵担当のイワンさんチームは、あまり芳しくなかった…。イワンさんは、日本兵に報告や相談をすることもなく、工場内をうろうろするだけの毎日、日本兵はそんなイワンさんに指示を出さず、タイ人スタッフと直接やり取りをしていた。このま...
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2006年05月31日 5
日本兵のイライラのはけ口がこちらにまわってきた。イワンさんが担当している商品が予算に達しないことに対して。日本兵「なぜ、そんな生産の仕方にしているんですか?タオさんが来る前の生産に戻してください!」( ゚Д゚) おいおい、それで生産量が出来てなかったから変更したんじゃないですか…('A`) 日本兵「イワンさんの生産をしている作業員が新人が多い気がしますが、どういう風に作業員を分配してるんですか?」 簡単な生産...